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窓枠の三方クロス巻き込みと四方枠のメリット・デメリットについて

f:id:nonbiri-kumasan:20210929202651j:plain皆様、こんにちは。自分は普段、現役のインテリアコーディネーターとして働いています。今日はお家を新しく建てようとされている方にとって、
きっと為になるであろうお話をしたいと思います。
 建物の仕様を決めていく過程で必ず訪れるのが、
 「窓枠の仕様決め」です。
おそらく以下の2つから選択することになると思います。
◯三方クロス巻き込み
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◯四方枠
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この2つの仕様について、
インテリアコーディネーター的な視点を交えながら説明をさせて頂きたいと思います。
まずは、三方クロス巻き込み仕様についてですが、
メリットは何と言っても「デザイン性」ですよね。
内側のサッシの際までクロスを巻き込む仕様なので、 
本来付けられるはずの上と左右の窓枠がありません。
なので、その分だけ空間にスッキリとした印象がもたらされます。
白い壁紙に白い四方枠が入っている時は、
そこまで枠の存在をうるさく感じることはないのですが、
アクセントクロス(色とか柄とか入った壁紙)を貼った場合は、
基本的には色味と素材の異なる枠の存在が強調されてしまうので、
そういった場面では、三方クロス巻き込みに強みがあると言えるでしょう。
あとは、ホコリが溜まらない点も魅力的です。
四方に窓枠がついていると、壁から窓枠が10mmぐらい出る(※建築用語でチリと言います。)ので、どうしてもその上にホコリが溜まってしまいます。
次に三方クロス巻き込みのデメリットについてですが、
 1つは「クロスの損傷」という問題です。
 内側のサッシの際までクロスを巻き込む仕様ですので、
日中には強い紫外線をモロに浴びてしまいます。
窓を閉め忘れて雨が降ってしまった、なんていう日なんて・・・想像もしたくないですよね。笑
雨に濡れ、乾かされて、紫外線を浴び、
なんてことを続けているとあっという間にクロスは痛み、剥がれてきてしまいます。
普段、懇意にさせて頂いている知り合いの腕利きのクロス屋の主人は、
自分のお家を建てた時に、全ての窓を四方枠仕様にしたそうです。
もちろん理由は「クロスの耐久性」。
クロスの専門家が自宅をそのようにしている訳ですから説得力が段違いですよね。
最後の欠点は、内側にロールスクリーンなどを設置する場合に、
 横から見たときに壁から器具のメカの部分が少し飛び出て見えてしまうということです。
先ほどもお話をしたように、窓枠が入っていると10mm分ゆとりが出来るのですが、
クロス巻き込みの場合はそのゆとりがないので、
ロールスクリーンやバーチカルブラインドの器具のメカの部分が少し飛び出てしまうのです。
これは少々マニアックな細かい納まりのお話しなので担当のインテリアコーディネーターに任せましょう。笑
 
とりあえず三方クロス巻き込みのメリット、デメリットをまとめると以下の通りになります。
 
【メリット】
・デザイン性があり空間がスッキリとした印象になる。
・窓枠の上のホコリが溜まるという心配がない。
 
【デメリット】
・四方枠仕様と比べてクロスが損傷する可能性が高い。
・窓枠がないので内側にロールスクリーンなどの器具を付けると器具のメカの部分が壁から少し飛び出て見える。
 
次は、四方枠についてです。
 四方枠のメリット、デメリットは、
 三方クロス巻き込み仕様の逆だと考えていただければ十分です。
 メリット、デメリットをまとめると、
 
【メリット】
・クロスが損傷する可能性が三方クロス巻き込み仕様と比べて低いこと。
・窓枠内にロールスクリーンなどを設置したとしても見た目の問題なし。
 
【デメリット】
・アクセントクロス(色や柄は入った壁紙)を使う面の窓の場合、色や素材の異なる窓枠の存在が強調されてしまい、デザイン性が劣る。
・窓枠の上にホコリが溜まってしまう。
 
ざっとこんな感じですかね。。
「でも、そんなこと言われるとますます選べなーい!」ってなった方の為にも、
 これらのメリット、デメリットを踏まえた上でちょこっとアドバイスしてみたいと思います。
 (あくまで個人的な提案の方法ですが。。)
 クロスの耐久性の心配があるけど、三方クロス巻き込みがどうしてもしたい!という方には、
 「北側の窓とFIX窓(開閉できない窓)」での三方クロス巻き込みをオススメしています。
 北側は日光の心配がないですし、FIX窓は開閉できないので雨が中に入ってくるという心配もありません。
 逆に掃き出し窓などは人の出入りがある場所ですのであまりオススメできません。
 あと、カーテンやロールスクリーン、バーチカルブラインドの取り付け位置によっては、
 そもそも締め切ると窓枠がすっぽり隠れてしまうケースがあるので、
 その場合は、どうせ隠れてしまう部分のデザイン性を気にして、
 耐久性の低い三方クロス巻き込み仕様を選択する必要はないと思います。
(日中は開けっぱなしだから丸見えじゃないか!とか言わないで。笑)
 なので、基本的には四方枠仕様で設定して、 三方クロス巻き込み仕様の場所は、
 極力クロスの損傷のリスクを抑えられそうな場所、
また、クロス巻に変える事でちゃんと意図した効果が得られる場所に設定する事をオススメしたいと思います。
そんなこんなで、窓枠の三方クロス巻き込みと四方枠のメリット・デメリットについて現役インテリアコーディネーターが解説してみた記事を終わりたいと思います!
 
長々とお付き合い頂きありがとうございました!