「折れ戸のレール」ってない方が良いのかな・・・
皆さま、はじめまして!私「くま太郎」と申します。
現在インテリアコーディネーターとして日々働いていますので、業務で知り得たお得な情報を建築中の方に還元出来るようブログ作りを行なっております。
本日の記事では、折れ戸のレールなしで失敗や後悔をしないための注意点についてまとめていきたいと思います。
扉下の床に付いてるレールのことです!
折れ戸のレールなしについて
「そもそも折れ戸のレールなしって何?」っていう方もいらっしゃると思いますので、ひとまずは実物を確認してみましょう。
こちらが床に直付けレールが施行されていない「レールなし」と呼ばれる折れ戸です。
レールありのタイプとも見比べた方が分かりやすいので、実物を確認してみましょう。
先ほどとは違い、床に直付けレールが施行されていることが分かります。
それでは、折れ戸のレールなしのメリット・デメリットについて確認していきましょう!
最近では折れ戸のレールなしの方が圧倒的人気です!
折れ戸のレールなしのメリット
まずは、折れ戸のレールなしのメリットについて確認していきます。
分かりやすいように結論から先にまとめますね。
それでは一つずつ確認していきます。
レールがないのでホコリが溜まりにくい
レールありの折れ戸が持つ最大のメリットと言っても過言ではないと思います。
レールがあるとどうしても、溝の部分にホコリが溜まりやすくなってしまうからです。
私の部屋のクローゼットはレールがあるからホコリまみれ・・・
毎日掃除をするような場所じゃないか余計にだよね。
ホコリが溜まりやすいのは折れ戸のレールだけでなく引き戸のレールにも同じことが言えます!
キャスター付きの収納を出し入れしやすい
そもそも折れ戸は、収納部屋の扉として採用されることが多い製品です。
なので、収納部屋に欠かせないアイテムである「キャスター付きの収納」との関わりも考慮する必要があります。
収納が増えて重くなった収納ケースを動かす際に、折れ戸のレールに引っかかって動かしづらくなる場合があります。
動かすために付いてるキャスターがもったいないです。。
お掃除ロボットの清掃を妨げない
最近では、折れ戸の付いた収納の内側に「ルンバの基地を作りたい」という方が増えている印象があります。
そのような方には必ず「レールなし」のタイプをオススメさせて頂いていました。
お掃除ロボットがレールを乗り越えるかどうかを実験したわけではないですが、レールがない方が清掃性の面で良いと容易に考えられるからです。
収納内部にルンバの基地を設置する際は、基地と認識されるよう壁からの距離に注意しましょう!
通気性が良くなる
そこまで大きな差ではないですが、多少なりともレールが無い方が通気性は良くなります。
カビやダニの発生を防ぐ為にも、風通しの良い空間づくりは大切ですよね。
ニオイがこもるのも嫌だよね
断熱性に目が行きがちだけど通気性も大事だよ!
折れ戸のレールなしのデメリット
次に、折れ戸のレールなしのデメリットについて確認していきます。
分かりやすいように結論から先にまとめますね。
それでは一つずつ確認していきます。
フリーオープン仕様に出来ない
フリーオープン仕様とは、扉を固定せずに左右に動かせるタイプのことです。
この仕様にはレールが必要なので、もし扉を自由に動かしたいのであれば「レールあり」となります。
折れ戸の幅が大きくなり、扉の枚数が6枚以上になると「レールなし」のタイプが選べなくなる理由もこのためです。
この場合は、構造的に真ん中の扉が必ずフリーオープン仕様となります。
フリーオープン仕様にレールが必要な理由は、上下で固定することによって耐久性を保つためです。
開閉の際に扉の揺れを感じる
「暴れる」という表現を使ったりしますが、扉の開閉の際に揺れを感じやすい傾向があります。
ただ、耐久性が著しく低いというわけではないのでご安心下さい。
開け閉めの際に変な音が鳴ったりガタガタする場合は、部品の調整で直るケースが多いので担当者の方に相談しましょう。
お引き渡し前の検査時に必ず確認しましょう!
今回の記事のまとめ
気を付けるポイントが多いので大変ですが、後悔しない為にも注意して行きましょう。
最後にもう一度、折れ戸のレールなしのメリット・デメリットについて振り返りますね。
当ブログでは今回の記事の他にも様々な記事をまとめています。
気になる方はお時間がある際に是非チェックしてみて下さいね!
オススメの記事を以下に載せておきます。
何かご不明な点等ございましたらコメントを下さいね!
以上で今回の記事はおしまいです。
お読み頂きありがとうございました!
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