「三方クロス巻き込み」を採用すればいい窓ってどこなの?
皆さま、はじめまして!私「くま太郎」と申します。
現在インテリアコーディネーターとして日々働いていますので、業務で知り得たお得な情報を建築中の方に還元出来るようブログ作りを行なっております。
本日の記事では、窓枠の三方クロス巻き込みの選び方についてまとめていきたいと思います。
「三方クロス巻き込み」に関する前回の記事を読んでない方は、先に以下の記事をお読み頂くことをオススメします!
三方クロス巻き込みと四方枠の施工例
建物の仕様を決めていく過程で必ず訪れる「窓枠の仕様決め」
おそらく2つの仕様の中から1つ選択することになると思います。
まず1つ目は、四方に窓枠を取り付ける「四方枠」と呼ばれる仕様についてです。
実際に施工例を見てみましょう
三方クロス巻き込みと比べて採用率は比較的高めです!
四方枠の施工例
みなさんが現在住まわれているアパートやマンションでも、この四方枠の仕様が採用されているケースが多いかなと思います。
次は窓台と呼ばれる部材のみを取り付ける「三方クロス巻き込み」と呼ばれる仕様についてです。
こちらの仕様も実際に施工例を見てみましょう!
三方クロス巻き込みの施工例
こちらの写真を見ても分かるように、内側のサッシの際まで壁紙(クロス)を巻き込む仕様となっています。
さっきよりも窓周りがスッキリして見えるね!
この2つの仕様である「三方クロス巻き込み」「四方枠」の選び方について、インテリアコーディネーターとしての視点を交えながら解説させて頂きたいと思います。
Instagram や Pinterest のアプリで写真を検索すると画像が出てくるのでオススメですよ!
①デザイン性と実用性の面で比較する
私は夢のマイハウスだからデザインを大切にしたいな〜
特にデザインに興味がないという方には、迷わず「四方枠」の仕様を採用することをオススメします。
・・・なので、この先の記事も読まなくて大丈夫です!笑
続きの内容は「デザイン性も実用性も両方欲しい!」という欲張りさんのための選び方となります。
②掃き出し窓には四方枠を採用する
掃き出し窓でクロス巻きはオススメ出来ないな。。
LDKやバルコニーに取り付けられることの多い「掃き出し窓」
面積が大きく人の出入りがある窓のため、壁紙が傷みやすい「三方クロス巻き込み」ではなく、「四方枠」を採用することをオススメします。
また、カーテンの取り付け位置によっては窓枠自体がそもそも隠れて見えない場合もあるので、本末転倒にならないよう実際の生活をイメージしながら検討しましょう。
③タイルや羽目板が施工された壁面では四方枠を採用する
タイルや羽目板には側面の「小口」があり、通常は綺麗な仕上げではないので隠した方が良いとされています。
これは専門的な納まりの話だね
窓周りにタイルなどを施工する場合は「四方枠」を採用して、部材の小口を隠すようにしましょう!
「美は細部に宿る」ので大切なことです!
④壁紙の色と窓枠の色
「三方クロス巻き込み」を採用する理由として、多くの方が「スッキリとしたデザイン性」を挙げています。
ですが、四方枠の場合でも窓枠が壁紙と同色である場合は、枠が主張することがないので全く違和感がありません。
白い壁に白い四方枠が来てもスッキリとした印象は変わらないよ!
⑤「南側以外の窓」では三方クロス巻き込みもアリ!
とにかく三方クロス巻き込みをしたい方は必見!
「南側以外の窓」は強い紫外線が当たる心配がないので、壁紙の経年劣化も南側の窓と比べて緩やかと言えます。
あとは、トイレや洗面室で採用されるような「小さい窓」にもオススメです!
⑥「FIX窓」では三方クロス巻き込みもアリ!
そもそも「FIX窓」は開閉ができない窓なので、雨が中に入ってくるという心配もありませんし、掃き出し窓のような人の出入りもないので、壁紙が痛むリスクが他の場所に比べて低いと言えます。
個人的にFIX窓は全て三方クロス巻き込みの方が良いと思います!
今回の記事のまとめ
内容をまとめますと、基本的には窓枠の仕様を「四方枠」に設定して、「三方クロス巻き込み」を採用する場所は「壁紙の損傷リスクを抑えられそうな場所」「三方クロス巻き込み仕様に変える事で意図した効果が得られる場所」にする事をオススメしたいと思います!
また、当ブログでは今回の記事の他にも様々な記事をまとめています。
気になる方はお時間がある際に是非チェックしてみて下さいね!
オススメの記事を以下に載せておきます。
何かご不明な点等ございましたらコメントを下さいね!
以上で今回の記事はおしまいです。
お読み頂きありがとうございました!
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