折れ戸にデメリットなんてあるのかしら。。
皆さま、はじめまして!私「くま太郎」と申します。
現在インテリアコーディネーターとして日々働いていますので、業務で知り得たお得な情報を建築中の方に還元出来るようブログ作りを行なっております。
本日の記事では、折れ戸のデメリットに関する注意点と対策についてまとめていきたいと思います。
デメリットがあるので設置場所には気をつけましょう!
折れ戸のデメリット
まず最初に、今回の記事の結論についてまとめておきますね。
全てのインテリア製品には必ずデメリットが存在しています。
なので、デメリットをしっかり把握してインテリアで後悔しないようにしましょう!
説明をせずにサラッと流してしまう担当者が多いので要注意!
施工後は建具の仕様を簡単に修理できないので慎重に検討しましょう!
折れ戸について
「そもそも折れ戸って何?」っていう方もいらっしゃると思いますので、ひとまずは実物を確認してみましょう。
扉が折れながら開閉するので「折れ戸」と呼ばれています。
最近ではWICや収納の扉で使われることが多いので、ご自宅のアパートやマンションにもある方が多いのではないでしょうか。
それでは、そんな折れ戸のデメリットについて一つずつ確認していきましょう!
各メーカーごとに色やデザインが違うので色々探してみるのもオススメです!
折れ戸を開けた際の開口幅が狭くなる
まず一つ目のデメリットはこちらです。
折れ戸を開けた際の開口幅が狭くなる
折れ戸は、畳まれた扉の分だけ開口部が狭くなるという特徴を持っています。
なので、次のような場合には特に注意が必要となります。
可動棚の左側の部分が使いづらくなっていることが分かります。
この場合の解決方法は二つです。
- 折れ戸の扉の開きを右から左に変更する
- 横の柱を無くして、折れ戸の扉の幅を可動棚と同じ幅まで広げる
もしもご不明な点があれば、担当者の方に聞いてみるのが確実だと思います!
意外と気付かれないことがあるので注意です!
折れ戸の高さには注意
二つ目のデメリットはこちらです。
折れ戸の高さには注意が必要
これも厄介なデメリットなんです。。
折れ戸の高さが変わることで「デザイン性」「実用性」ともに変わってきてしまいます。
それでは確認していきましょう。
折れ戸の高さを他の建具や窓と揃える
建具や窓の高さのラインが揃っている空間は、本当に綺麗で整った印象があるんです。
もしも現状でバラバラのようでしたら、3Dパースなどで実際に確認してみるのも良いと思います。
まさに「細部に美は宿る」とはこのことです。
何か支障がない限りは揃えることをオススメします。
取手の位置のバランスに注意
折れ戸の高さを2200mmより高くする際には「取手の位置」に注意しましょう。
実は、扉の高さを上げても取手の取り付け位置は通常のままなんです。
扉全体のデザインのバランスが崩れるので気をつけましょう。
オプションで取手の位置を変えることが出来ますが、こういった場面では特にオススメ出来ないので必要はないかなと思います。
各メーカーには、そもそも「取手のない折れ戸」いわゆる「取手レス」と呼ばれる製品があります。
取手レスのタイプですと、扉の高さを上げてもデザインは変わらないのでオススメ出来ます。
ウッドワンの取手レスは「掘り込み取手」なので取手ありと同様に注意が必要です!
収納の奥行きに注意
次は、折れ戸の高さが低い場合に気を付けるべきポイントについてです。
それは「収納の奥行き」です。
扉内のスペースに余裕が無いにも関わらず、入口の扉の高さを低くしてしまったケースです。
可動棚の最上部が使いづらいことが分かると思います。
なので、扉内のスペースの奥行きに余裕が無い時は、折れ戸の高さを天井に近い高さに上げることをオススメします。
プロでも見落としやすいポイントなので要注意です!
洋室や寝室のクローゼットでも注意が必要です。
建具や窓の高さのラインが揃っていて整った印象のある洋室ですが、実用性の面で問題が生じています。
正面から見ても少し分かりづらいので、横から見てみましょう。
収納内部の「枕棚」と呼ばれる位置は、通常の高さに取り付けられています。
しかし、入口の扉の高さが低いので、物の出し入れが難しくなってしまっています。
扉内のスペースの奥行きに余裕がある時は問題ないので、必ず図面をチェックするようにしましょう。
ちなみに、問題ない場合がこちらです。
図面は想像をしながら立体的に見るように心がけましょう!
通気性が高くないので注意
三つ目のデメリットはこちらです。
通気性が高くないので注意が必要
高温多湿の夏には湿気が溜まりやすく、冬には結露が発生したりしますよね。
これらの問題は、カビ・ダニ・ニオイの発生に繋がってしまいます。
収納の扉を開けたら凄いニオイする時あるよね
WICは特に衣服が密集するから気をつけないとね!
念願のマイホームで臭いのは、心のダメージが大き過ぎますからね。。
通気性に考慮した解決方法をいくつか載せておきます。
- そもそも収納の扉を付けずにオープンにしておく
- 折れ戸ではなくロールスクリーンを付ける
- ルーバータイプの折れ戸にする
実は最近ですと、洋室のクローゼットに折れ戸を付けない方も増えているんです。
あとは、ロールスクリーンという選択肢もあります。
でも折れ戸の方が慣れてるから良いんだけど・・・
そんな方にはルーバータイプの折れ戸がオススメです!
通気性の良い扉として知られているのが「ルーバータイプの折れ戸」です。
ただし、どのメーカーも費用が高めなので採用されにくいのが現状です。
お客様に見てもらえるリビングやトイレの方にお金をかけたいですもんね!
WICや寝室は基本的に家族しか使わないので!
全てのメーカーにルーバータイプの折れ戸があるわけではないので注意!
今回の記事のまとめ
気を付けるポイントが多いので大変ですが、後悔しない為にも注意して行きましょう。
最後にもう一度、折れ戸のデメリットについて振り返りますね。
当ブログでは今回の記事の他にも様々な記事をまとめています。
気になる方はお時間がある際に是非チェックしてみて下さいね!
オススメの記事を以下に載せておきます。
何かご不明な点等ございましたらコメントを下さいね!
以上で今回の記事はおしまいです。
お読み頂きありがとうございました!
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